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シュールレアリスムの世界・・・その1


こちらの「カタログ・図録」のカテゴリーでは、会期は既に終了しましたが、私が主に学生時代に訪れた展覧会場で買い求めた書道展や美術展の図録をご紹介させて頂きます・・・

学生時代の私は、千葉から八王子までという片道約2時間半という通学を4年間続けました。その際、なぜか書道展よりも絵画の展覧会に興味があった私は、この機会に出来るだけいい作品を観ようと思い、出来るだけ数多くの美術展へと足を運びました・・・はたして、それが今の仕事にどの様な影響を及ぼしているかはよく分かりませんが、好きな絵画を沢山見る事が出来たという点に於いては、とても幸せな日々を過ごす事が出来ました・・・

では、書棚からホコリをかぶった図録を取り出し、久しぶりに目の保養をば・・・



「シュールレアリスムの世界展」

会期:1982年(昭和57年)7月20日(火)〜8月1日(日)
会場: 日本橋三越(東京会場)


1920〜30年代にフランスを中心に巻き起こった「シュールレアリスム」(超現実主義)は、人間の内面や深層心理を追求した20世紀の芸術運動のひとつで、美術界のみならず社会変革運動にも大きな影響を及ぼしたそうです。そしてその影響を受けた作品は、まるで夢の中の出来事を具象化した様な、なんとも不思議な雰囲気を醸し出しています・・・

この展覧会で特に印象深い、思い出の作品を挙げるとすると・・・

バルチュス(バルタザール・クロソワスキー・ド・ローラ)「白馬の上の女騎手」

バルチュス(バルタザール・クロソワスキー・ド・ローラ)「白馬の上の女騎手」は・・・足場が組まれた薄暗い壁を背景に、薄化粧をした少女が白馬の上にまたがっている・・・とまぁ、そんな絵なのですが・・・まだ未成熟の少女のその瞳は妙に大人びていて、とても冷めた目で遠くを見つめています・・・バルチュスの絵には、この絵に登場する少女の様に、肢体はまだ子供であるのに、とても大人びた眼差しをした子供たちがよく登場します・・・不思議な魅力を帯びた作品を描かれる方だと思います・・・ちなみに、奥様は日本の方です・・・

サルバドール・ダリ「マゾヒスムの楽器」

サルバドール・ダリ「マゾヒスムの楽器」・・・立方体の様に区切られた画面・・・厚い壁の窓の向こう側には、顔の見えない裸の女性が立っていて、腕をダラリと真下に伸ばしています・・・そしてその指先には、女性に思いっきりつねられてグニャリとひん曲がったバイオリン・・・あとは、棒が突き刺さった糸杉が一本描かれていて・・・この訳の分からない絵・・・いかにもダリらしい作品ですが、観ていてとても惹かれる、魅力的な一枚だと思います・・・

・・・この2つの作品を観る事が出来ただけでも、十分に価値のある展覧会でした・・・

有名な作品があれば良い展覧会なのでは無く、今の自分に必要な作品が一つでもあるか否か・・・それが一番大事なのではないかと・・・そう私は考えます・・・
人との出会いもそうですよね・・・要は、人数よりも中身!

カタログ表紙の絵は、パブロ・ピカソ「闘牛」です・・・

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