パナソニック汐留美術館の「ギュスターヴ・モロー展」・・・

 

港区東新橋の「パナソニック汐留美術館」にお邪魔しました・・・

 

住所は 港区東新橋1−5−1 パナソニック東京汐留ビル4階です・・・

 

 

こちらは、6月23日(日)まで開催される「ギュスターヴ・モロー展」のパンフです・・・

 

パンフの説明文を引用させて頂くと・・・象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826‐1898)は神話や聖書をテーマにした作品で知られ、産業の発展と共に現実主義的・物質主義的な潮流の19世紀後半のフランスにおいて、幻想的な内面世界を描く事で真実を見いだそうとしました・・・

 

本展はモローが描いた女性像に焦点をあてた展覧会で、出品作品はパリのギュスターヴ・モロー美術館が所蔵する洗礼者ヨハネの首の幻影を見るサロメを描いた名作《出現》や、貞節の象徴とされた幻獣を描いた《一角獣》を含む油彩・水彩・素描など約70点によって構成されます・・・

 

神話や聖書に登場する、男性を死へと導くファム・ファタル(宿命の女)としての女性、誘惑され破滅へと導かれる危うい存在としての女性、そしてモローが実生活において愛した母や恋人・・・展覧会では、彼女たちとモローとの関係を紐解き、モロー芸術の創造の原点に迫ります・・・

 

 

私達がお邪魔したのは、5月18日(土)・・・この日は国際博物館の日で、何と入館が無料・・・ですので、当然美術館は大混雑・・・美術館に到着したのがAM10:00で、係りの方から整理券を頂き・・・AM11:00に列に並び、それから約30分で館内へ・・・

 

整理券を配布しての入場制限のお蔭で、館内は予想以上にゆったりとしていて・・・比較的落ち着いた気分でギュスターブ・モローの作品を鑑賞する事が出来ました・・・一番のお目当てはやはり、宙に浮いた洗礼者ヨハネの首に対峙するサロメを描いた「出現」です・・・

 

画面下半分に配置された登場人物たち・・・そして、彩色されずに線描された建物内部の装飾・・・ヨハネの首やサロメを際立たせる為には必然的な手段だったのかも知れませんが、それがまた更に幻想的で激情な雰囲気を際立たせている様な・・・個人的な感想で・・・

 

失礼を承知で申し上げれば、ビル内のフロアーに設立された小さな美術館ではありますが・・・館内や入口周辺には清潔感があり、とても良く整備された美術館だと思います・・・関連グッズの売場面積も狭いですが、それなりに内容は充実していると思います・・・

 

5月24日(金)は山田五郎氏のアートトークが予定されています・・・(聴きたいなァ・・・)


「メアリー・エインズワース 浮世絵コレクション」と「ピーター・ドラッカー・コレクション 水墨画名品展」・・・

 

千葉市中央区の「千葉市美術館」にお邪魔しました・・・

 

住所は 千葉市中央区中央3−10−8、アクセスについてはこちらをご参照下さい・・・

 

 

5月26日(日)まで「オーバリン大学 アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクション−初期浮世絵から北斎・広重まで」が開催されています・・・

 

千葉市美術館の説明文を引用させて頂くと・・・アレン・メモリアル美術館には、アメリカ人女性メアリー・エインズワースが母校に寄贈した1500点以上の浮世絵版画が所蔵されており、珍しい初期の作品から始まり、鳥居清長・喜多川歌麿等の錦絵が興隆をみた黄金期の作品、更に葛飾北斎・歌川広重等の活躍による幕末の風景画に至るまで、浮世絵の歴史をほぼ網羅することが出来るそうで、本展はメアリー・エインズワース浮世絵コレクションから珠玉の200点を選り選り紹介する初めての里帰り展だそうです・・・

 

葛飾北斎の「冨嶽三十六景 凱風快晴」と「冨嶽三十六景 山下白雨」や、歌川広重の「東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景」と「東海道五拾三次之内 日本橋 行烈振出」の様に、いわゆる「変わり図」と呼ばれる異版が比較出来る様に並べて展示されていたり、とても良く考えられた展示が成されていて、とても面白い展覧会でした・・・

 

切手マニアの方には「東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪」は堪らないのでは・・・?

 

 

特に私が魅かれたのが、こちらの歌川広重「名所江戸百景 月の岬」です・・・

 

宴を終えた後であろう、眼下に月夜の海が広がる座敷席・・・その障子には、賑やかな宴を終えた後と思われる女性の影が映り・・・そしてその座敷の奥の右側にも、女性の着物の裾が・・・広い座敷には誰一人としてその姿を見せず、宴を終えた後の寂寥感だけが漂い・・・そして広がる月夜の海の向こう側の空には、夜空を渡る雁の群れが・・・

 

誰もその姿をはっきりとは見せてはおらず・・・でも、そこで確かに人がいて、賑やかな宴が繰り広げられていたであろうに・・・今は跡形も無く、過ぎ去っていったひと時・・・そして、月夜を渡る雁(かりがね)・・・いやはや、静寂ですが、何とも雄弁な浮世絵で・・・

 

実は、カミさんと私は芸術作品一般の趣味が大きく異なるのですが・・・今回のこちらの展覧会に関して言えば、二人ともピッタリとこちらの浮世絵を挙げて・・・それ程までに、二人の心を捉えたこちらの浮世絵・・・ちなみに、雁渡るは秋の季語だそうで・・・

 

 

そしてこちらも、同じく千葉市美術館で5月26日(日)まで開催されている「千葉市美術館所蔵作品展 受託記念 ピーター・ドラッカー・コレクション水墨画名品展」・・・

 

再び千葉市美術館の説明文を引用させて頂くと・・・「マネジメントの父」と称えられ、日本でも絶大な信頼を得てきた経営学者ピーター・F・ドラッカーですが、そのドラッカー・コレクションの全197点がこの度日本の企業によって取得され、ここ千葉市美術館に寄託される事となったそうで・・・ドラッカー夫妻が30年以上の長きに亘り、熟慮のうえ収集し、書斎で日々楽しみ学び、思索を深める手段でもあった作品の全てが散逸することなく日本に戻り、公立美術館のもとに保存・管理が委ねられ、調査研究や展示などの活用に供される運びとなり・・・本展はこの寄託を記念し披露目のために開催するものだそうです・・・

 

芸術作品を抱えて「死んだら棺桶に入れてくれ」と宣う方々に是非聞かせたい・・・

 

 

こちらでのお気に入りは、仙儺想陝崗瘻朕沺・・・か・・・カワイイ・・・w

 

刀を持った鍾馗(しょうき)様が、左上の言葉通り・・・今まさに鬼を「一刀両断」にした瞬間で・・・可愛そうに、切られた鬼は真っ二つ・・・切られた胴体からは内臓が見えて・・・いるのですが、切られた鬼には可愛そうですが、何ともユーモラスな絵で・・・大好き!

 

ちなみに、鍾馗は主に中国の民間伝承に伝わる道教系の神様で、日本では疱瘡除けや学業成就に効があるとされ、端午の節句には鍾馗の絵や人形を奉納したりします・・・また、鍾馗の図像は魔よけの効験があるとされ、旗・屏風・掛け軸として飾ったり、屋根の上に鍾馗の像を載せたりしますので、この様に鬼を退治する絵が描かれたのでしょうね・・・

 

はたして・・・ドラッカー氏はどの様な顔をして、この絵をご覧になっていたのでしょう・・・


特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」」・・・

 

昨日は上野の「東京国立博物館」にお邪魔しました・・・

住所は 台東区上野公園13−9、JR「上野」駅公園口、「鶯谷」駅南口から徒歩10分・・東京メトロ 銀座線・日比谷線「上野」駅、千代田線「根津」駅、京成電鉄「上野」駅から徒歩15分・・台東区循環バス「東西めぐりん」東京国立博物館前バス停から徒歩2分・・・

国の総合的な博物館として日本を中心に広く東洋諸地域に亘る文化財を収集・保管して公衆の観覧に供すると共に、関連する調査研究及び教育普及事業等を行う事により、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図る事を目的とした博物館です・・・

 

 

1月16日(水)〜2月24日(日)、平成館で特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」が開催されています・・・

 

HPの説明文を引用させて頂くと・・・中国では東晋時代と唐時代に書が熟成し、書聖・王羲之(おうぎし)が活躍した東晋時代に続き、唐時代には虞世南(ぐせいなん)欧陽詢(おうようじゅん)褚遂良(ちょすいりょう)の初唐の三大家が楷書の典型を築きました・・・

 

そして顔真卿(がんしんけい)は三大家の伝統を継承しながら、蚕頭燕尾(さんとうえんび)顔法(がんぽう)と称される特異な筆法を創出します・・・王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識の素に培われた顔真卿の書は、後世にきわめて大きな影響を与えました・・・


こちらの特別展では、書の普遍的な美しさを法則化した唐時代に焦点を当て、顔真卿の人と書の本質に迫り、後世や日本に与えた影響にも目を向け、唐時代の書の果たした役割を検証します・・・書に関わっている方にとっては、絶対に行くべき展覧会で・・・

 

 

それにしても・・・台北の國立故宮博物院が、あの「祭姪文稿」の来日をよくぞ許可したものだと・・・20年ほど前、私は何度か台北の國立故宮博物院にお邪魔しましたが、祭姪文稿を目にする事が叶わず・・・それが日本で実現するとは、時代は変わった・・・

 

雪が残った上野公園の木々を横目に、東博を目指します・・・すると、寒い日にもかかわらず、東博の門の前には200人以上の行列が・・・あ、甘かった・・・雪が降ったからといって、今回の特別展を目指す人は少ないであろうという私の思惑はものの見事に外れ・・・

 

ですが、今回は特に装備を軽めにしていたので、長傘やリュックを預ける時間を省く事が出来て・・・そして、他の展示品は後回しにして、まず初めに祭姪文稿のコーナーを目指しました・・・これが功を奏し、予想よりも早く顔真卿の「祭姪文稿」との対面を果たし・・・

 

 

祭姪文稿は、非業の死を遂げた若き顔李明を供養した際の草稿文で、初めの数行は感情を抑えた風に見受けられますが、後半に進むに従い感情が昂ぶり、それに突き動かされる様に筆力は漲り、悲しみに揺れ動く心を映し出すかの如く生々しい推敲の跡が・・・

 

かなりの混雑ぶりから言っても致し方ない事ですが、特にこちらのコーナーではゆっくり進みながらの鑑賞を余儀なくされ・・・なので、一度鑑賞を終えた後で、私は再び祭姪文稿を観賞する行列に並び・・・再び祭姪文稿を鑑賞した後で、他のコーナーへと進みました・・・

 

ところがどっこい!・・・こちらも日本初公開の、懐素の「自叙帖」も展示されていて・・・狂草体と呼ばれる書風で、とにもかくにも連綿(れんめん:字と字が綿の様に連なる運筆)がもの凄い!・・・こちらでは、見所と思しき部分の前から動かない方もいらして・・・

 

 

日本の書も、空海の「崔子玉座右銘」があれば、伝聖武天皇筆「賢愚経残巻」もあり・・・伝嵯峨天皇筆「李嶠雑詠断簡」があれば、小野道風筆「智証大師諡号勅書」もあり・・・伝橘逸勢筆「伊都内親王願文」は展示期間が外れてちょっぴり残念・・・それでも凄い!

 

要するに、書道の本に掲載されている古典がそこかしこに展示されている訳で、これはもう・・・書道に携わっている方々にとっては、絶対に行くべき特別展であると言っても決して過言では無いと・・・顔真卿をお迎えする事に対する日本側の敬意も感じられ・・・

 

 

ここでは細かく申し上げませんが、今回の特別展を巡っては各国の歴史的な背景や政治的な思惑が絡み、様々な憶測が飛び交った様ですが、古人が残してくれた美の遺産をきちんと受け継ぎ、それを後世へとしっかりと伝えるのが、現代人の我々の使命かと・・・

 

 

いやはや・・・それにしても、スケールの大きい特別展を企画したものですねェ・・・


東京国立博物館の「博物館に初もうで」2019・・・その2

 

1/2(水)は上野の「東京国立博物館」にお邪魔しました・・・

住所は 台東区上野公園13−9、JR「上野」駅公園口、「鶯谷」駅南口から徒歩10分・・東京メトロ 銀座線・日比谷線「上野」駅、千代田線「根津」駅、京成電鉄「上野」駅から徒歩15分・・台東区循環バス「東西めぐりん」東京国立博物館前バス停から徒歩2分・・・

国の総合的な博物館として日本を中心に広く東洋諸地域に亘る文化財を収集・保管して公衆の観覧に供すると共に、関連する調査研究及び教育普及事業等を行う事により、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図る事を目的とした博物館です・・・

 

1月2日(水)から1月27日(日)まで、新年恒例・今年で16年目を迎えた「博物館に初もうで」が開催され、干支の亥にちなんだ作品、国宝「古今和歌集(元永本) 下帖」(〜1/14)国宝「松林図屏風」(〜1/14)等の新春名品公開と、吉祥をテーマにした作品等、お正月らしい作品が展示され、和太鼓や獅子舞等の伝統芸能を観賞する事が出来ます・・・

 

 

こちらは「古今和歌集(元永本)下帖」(国宝:新春特別公開)です・・・

 

博物館の説明文を引用させて頂くと・・・「古今和歌集」の仮名序から巻 第20巻までを完存するなかで現存最古の遺品で、和製の唐紙を使用した豪華な綴葉装(てつようそう)の冊子本で、当時の体裁をほぼ伝えているそうで・・・筆者は「巻子本古今和歌集」等の一群の名筆を残した、藤原行成の曾孫 藤原定実(さだみね)とする説が有力だとか・・・

 

唐草と思しき文様を雲母擂(きらずり)にした唐紙の落ち着いた風情と、その上を流麗に走る仮名の線の変化の妙と力強さ・・・いやはや、これぞまさに眼福で・・・

 

仮名が書ける方々が羨ましいと感じる事が多々ある、今の自分・・・

 

 

こちらは「片輪車蒔絵螺鈿手箱」(国宝:新春特別公開)です・・

 

博物館の説明文を引用させて頂くと・・・平安後期の工芸を代表する蒔絵の名品で、金・青金(あおきん)の研出(とぎだし)蒔絵と螺鈿を用いて流水に半ば浸された無数の車輪を描き、内面には金・銀の研出蒔絵で草花や飛鳥を散らしたこの作品は、今日では手箱と呼ばれているが、装飾経を納める経箱として造られた可能性が高いそうで・・・

 

流水に浸った車輪・・・木製の車輪が割れ無い様に、この様に水に浸す事は実際にあったそうですが、モチーフとしてはなかなかモダンで一寸珍しいのでは?

 

流水は、あの尾形光琳作「国宝 紅白梅図屏風」を彷彿とさせますね・・・

 

 

こちらは「埴輪 矢負いの猪」(伝 千葉県我孫子市出土:新春企画展示)です・・・

 

博物館の説明文を引用させて頂くと・・・左胴に矢が刺さり、たてがみを逆立てて興奮する猪を表現した埴輪だそうで・・・ちなみに、古墳に立てられた埴輪には狩りを再現したものが多々あり、本品もその一例だと考えられているそうで・・・当時の狩猟は自然の恵みに感謝し、豊猟を祈願し占う役割を担った王が行う盛大なイベントだったとか・・・

 

こちら側を向いた左胴に、数本の傷が確認出来ますね・・・これは猪の模様か、それとも矢で射抜かれた傷か・・・ただし、猪の模様はウリ坊特有のもので・・・

 

1月16日(水)から開催される特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」が楽しみ・・・


東京国立博物館の「博物館に初もうで」2019・・・その1

 

昨日は上野の「東京国立博物館」にお邪魔しました・・・

住所は 台東区上野公園13−9、JR「上野」駅公園口、「鶯谷」駅南口から徒歩10分・・東京メトロ 銀座線・日比谷線「上野」駅、千代田線「根津」駅、京成電鉄「上野」駅から徒歩15分・・台東区循環バス「東西めぐりん」東京国立博物館前バス停から徒歩2分・・・

国の総合的な博物館として日本を中心に広く東洋諸地域に亘る文化財を収集・保管して公衆の観覧に供すると共に、関連する調査研究及び教育普及事業等を行う事により、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図る事を目的とした博物館です・・・

 

 

1月2日(水)から1月27日(日)まで、新年恒例・今年で16年目を迎えた「博物館に初もうで」が開催され、干支の亥にちなんだ作品、国宝「古今和歌集(元永本) 下帖」(〜1/14)国宝「松林図屏風」(〜1/14)等の新春名品公開と、吉祥をテーマにした作品等、お正月らしい作品が展示され、和太鼓や獅子舞等の伝統芸能を観賞する事が出来ます・・・

 

1月2日(水)3日(木)は先着3,000名に、2019年カレンダーが付いた「博物館に初もうで イノシシ 勢いのある年に」を楽しむ為のワークシートの配布があります・・・ 11時からの配布前には、行列が出来る程の人気です・・・勿論、私も有り難く頂戴しました・・・

 

今年もメンバーズプレミアムパスを購入しました・・・ヽ(嬉≧∀≦)ノ ワーイ♪


特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」「マルセル・デュシャンと日本美術」・・・

 

上野の「東京国立博物館」にお邪魔しました・・・

住所は 台東区上野公園13−9、JR「上野」駅公園口、「鶯谷」駅南口から徒歩10分・・東京メトロ 銀座線・日比谷線「上野」駅、千代田線「根津」駅、京成電鉄「上野」駅から徒歩15分・・台東区循環バス「東西めぐりん」東京国立博物館前バス停から徒歩2分・・・

国の総合的な博物館として日本を中心に広く東洋諸地域に亘る文化財を収集・保管して公衆の観覧に供すると共に、関連する調査研究及び教育普及事業等を行う事により、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図る事を目的とした博物館です・・・

 

 

10月2日(火)〜12月9日(日)、平成館で特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」が開催されています・・・

 

HPの説明文を引用させて頂くと・・・釈迦如来坐像をご本尊とする大報恩寺は鎌倉時代初期に開創された古刹で、千本釈迦堂の通称で親しまれています・・・今回の特別展では、大報恩寺の秘仏本尊で、行快作の釈迦如来坐像、快慶作の十大弟子立像、肥後定慶作の六観音菩薩像など、大報恩寺に伝わる鎌倉彫刻の名品の数々が展示されます・・・

 

今回の特別展では、幾つかの見所があり・・・まず第一に、寺内で別々に安置されている釈迦如来坐像と、釈迦の10人の弟子の十大弟子立像が同じ空間で展示されるという点・・・そして、10月30日(火)からは秘仏本尊の光背が外され、背中から見たお姿も拝見する事が出来るという点・・・この二つの点に於いても、貴重な展覧会ではないかと・・・

 

快慶作の十大弟子立像が、これ程まで間近から拝見する事が出来るという機会もなかなか無いのではないかと・・・そして、相変らず東博は、照明にもかなりの拘り様で・・・十大弟子立像の足下を見ると、灯りに微かな揺らめきが・・・これは私の勝手な想像ですが、当時の灯りの主であろうと思われる蝋燭の揺らぎを再現しているのではないかと・・・

 

更に、先程も述べさせて頂きましたが、秘仏本尊の光背が外され、背中から見たお姿を拝見する事が出来ると言う点ですが、光背を独立した存在として捉えて、それをじっくりと拝見する事が出来る機会もなかなか無いのではないでしょうか?・・・ですが、ご本尊からしてみれば、このお姿はちょっぴり恥ずかしいと思われているかもしれませんね・・・

 

2階では何と「聖☆おにいさん」のクリアファイルが販売されておりました・・・

 

 

10月2日(火)〜12月9日(日)、平成館で特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」が開催されています・・・

 

HPの説明文を引用させて頂くと・・・マルセル・デュシャン(1887 - 1968)は20世紀の美術に衝撃的な影響を与えた作家で、この展覧会は2部構成で、第1部「デュシャン 人と作品」展は、フィラデルフィア美術館が有するデュシャン・コレクションより、油彩画・レディメイド・関連資料及び写真を含む計150余点によって、彼の創作活動の足跡をご覧頂きます・・・

 

第2部「デュシャンの向こうに日本がみえる。」展は、もともと西洋とは異なった社会環境のなかで作られた日本の美術の意味や、価値観を浮かび上がらせる事により、日本の美の楽しみ方を新たに提案しようとする趣旨の展覧会だそうです・・・芸術を「見る」のではなく「考える」事で様々な知的興奮を呼び起こして欲しいとの趣旨の特別展だそうです・・・

 

マルセル・デュシャン作の「泉」と、伝千利休作の「竹一重切花入 銘 園城寺」がペアで展示されている事自体も、なかなかシュールな展覧会なのではないかと・・・更に本阿弥光悦作の「舟橋蒔絵硯箱」なども同じ部屋に展示されていて・・・更に「階段を降りる裸体 癸押廚覆匹虜酩覆撮影可能という、何とも太っ腹な特別展で・・・これぞまさに衝撃的!

 

もしかすると、ひと昔前には考えられなかった展覧会かも知れませんね・・・


特別展「仏像の姿(かたち)」〜微笑む・飾る・踊る〜・・・

 

日本橋室町の「三井記念美術館」にお邪魔しました・・・

 

住所は 中央区日本橋室町2−1−1 三井本館7階、東京メトロ銀座線「三越前」駅より徒歩1分・・東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅より徒歩4分・・JR「東京」駅より徒歩7分・・JR「神田」駅より徒歩6分・・JR総武快速線「新日本橋」駅より徒歩4分・・・
 

美術館の概要に関しては、サイトに掲載された文章を引用させて頂きます・・・三井記念美術館は、多数の日本・東洋の優れた美術品を収蔵している三井文庫別館(東京都中野区)が、三井家及び三井グループに縁の深い日本橋に移転して、平成17年10月に開設された新しい美術館です・・・収蔵されている美術品は、江戸時代以来300年におよぶ三井家の歴史のなかで収集され、今日まで伝えられた、日本でも有数の貴重な文化遺産です・・・

 

 

2018年9月15日(土)〜11月25日(日)、特別展「仏像の(かたち)」〜微笑む・飾る・踊る〜」が開催されています・・・

 

特別展の内容に関しては、サイトの紹介文を引用させて頂きます・・・日本には、古来多くの魅力的な仏像が伝えられています・・・本展覧会は、これらの仏像の作者である「仏師」の豊かな感性と独創性、そして高度な技術に光を当て、特に仏像の「顔」「装飾」「動きとポーズ」を切り口に、日本人の心と創造力を様々な角度からご覧頂くことに挑戦します・・・

 

 

こちらのパンフレットに掲載されている仏像の中で、私が特に印象的な仏像を挙げるとすれば、右下の「伽藍神立像」(鎌倉時代・奈良国立博物館)でしょうか・・・

 

右脚を前に踏み出した動きのあるポーズは、鎌倉時代の仏像としては非常に珍しかったのではないかと・・・この仏像の姿は、本来は一方の手に木槌、もう一方の手に鉄釘を持ち、修行を怠る僧に釘を刺すポーズだそうで・・・こ、怖い・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

サボる事しか考えないワタクシにとって、まさに恐怖の仏像でございます・・・

 

 

こちらのパンフレットに掲載されている仏像の中で、私が特に印象的な仏像を挙げるとすれば、右上の重文「釈迦如来立像」(鎌倉時代・滋賀 荘厳寺)でしょうか・・・

 

この仏像の見所は、何といってもこの衣の襞(ひだ)のリアルさ・・・凄い!・・・仏像の衣が、まるで雨に濡れたかの様で・・・こちらもまた、直に観て欲しい仏像です・・・

 

昔の仏師の気持ちは私には分かりませんが、必然的にこの様な姿で誕生した仏像もあれば、仏師の冒険心や意匠が強く反映されて誕生した仏像もあるでしょうね・・・

 

時には仏師の遊び心があったり・・・芸術としての仏像を強くアピールしたいという自己顕示欲も・・・もしや政治的な思惑が・・・なんて、自分勝手に想像するのも楽しい!

 

その他にも、東京芸術大学文化財保存学(彫刻)とのコラボという企画展示もあり・・・私は無学ですが、学術的に見てもなかなかユニークな展示に心が魅かれます・・・

 

企画がしっかりした展覧会は、観ていて決して飽きませんね・・・


特別展「縄文―1万年の美の鼓動」・・・

 

上野の「東京国立博物館」にお邪魔しました・・・

住所は 台東区上野公園13−9、JR「上野」駅公園口、「鶯谷」駅南口から徒歩10分・・東京メトロ 銀座線・日比谷線「上野」駅、千代田線「根津」駅、京成電鉄「上野」駅から徒歩15分・・台東区循環バス「東西めぐりん」東京国立博物館前バス停から徒歩2分・・・

国の総合的な博物館として日本を中心に広く東洋諸地域に亘る文化財を収集・保管して公衆の観覧に供すると共に、関連する調査研究及び教育普及事業等を行う事により、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図る事を目的とした博物館です・・・

 

 

7月3日(火)〜9月2日(日)、平成館で特別展「縄文―1万年の美の鼓動」が開催されています・・・

 

パンフレットの説明文を引用させて頂くと・・・本展では「縄文の美」をテーマに、縄文時代草創期から晩期まで、日本列島の多様な地域で育まれた優品を一堂に集め、その形に込められた人びとの技や思いに迫り、縄文時代1万年にわたる壮大な「美のうねり」を皆様に体感して頂こうという趣旨の特別展だそうで・・・

 

日本の考古学の展覧会は、約8年前に同館で開催された「国宝 土偶展」以来の様で、世界的にも注目が集まる「縄文造形」の優れた土器や土偶を主体とし、縄文文化を展覧する内容になる今回の特別展は「火焔型土器」や「土偶 縄文のビーナス」等、縄文時代の国宝6件全てが集う展覧会という点に於いても貴重で・・・

 

6件の国宝のうち「土偶 仮面の女神」と「土偶 縄文のビーナス」の2件は、7月31日(火)よりの展示だそうで、今回は残念ながら目にする事が出来ませんでしたが・・・その点を差し引いても、十分に見応えのある特別展だと思います・・・

 

まるでコップのフチ子さんの様な土器もあれば、女性が出産しているかの様に子供の頭が顔を出している土器もあり・・・いやはや、楽しい・・・古代人の自由で豊かな創造力を肌で感じる事が出来る、見応えのある展覧会だと思います・・・

 

ただ今本館では、西郷隆盛筆の額字「敬天愛人」も展示されています・・・ 


千葉市美術館の「岡本神草の時代展」・・・

 

千葉市中央区の「千葉市美術館」にお邪魔しました・・・

 

住所は 千葉市中央区中央3−10−8、アクセスについてはこちらをご参照下さい・・・

 

今回は千葉市美術館が巡回展の最終会場となる特別展に、家族でお邪魔しました・・・

 

 

こちらが7月8日(日)まで開催される特別展「岡本神草の時代展」のパンフです・・・

 

明治27年、神戸に生まれた岡本神草は舞妓を描き始め、次第に怪しげな雰囲気を帯びた女性像へと変化し、独特な境地を開きますが、昭和8年に38歳の生涯を閉じます・・・

 

今回のパンフの表面は、大正7年の第1回国展に入選したこの「口紅」ですが、ご覧の通り不気味なまでの妖艶さを漂わせる印象的な絵画で、美術界にも衝撃を与えたとか・・・

 

今回展示されている、大正9年の第3回国展に出品された「拳を打てる三人の舞妓の習作」・・・パンフには「心の闇を陰影の濃い顔貌表現に託し・・・」とのコメントが・・・

 

その他にも、甲斐庄楠音や稲垣仲静など・・・観ているこちらの魂が削られそうな・・・今晩夢に出て来て、思いっ切り魘されそうな・・・いやはや、凄い絵の数々でして・・・

 

醜悪さの中に美麗があり、拒絶しながらも引き寄せられる・・・その様に相反する世界の中に、自らが求めて止まない真実が存在する・・・そんな言葉が頭をよぎり・・・

 

私もカミさんも会場に入るまでは正直、高を括っていた感があり・・・でも、いざ拝見すると、作品の充実っぷりは実に見事で・・・その割には、会場は意外と静かで・・・

 

例えば、著名な日本画の巨匠の展覧会が大々的にマスコミに取り上げられ、大勢の方が押し寄せる・・・なんて現象とは実に対照的ですが、観る価値は十分!

 

心の扉を開けて、その闇を垣間見た様な気分になる展覧会で・・・


特別展「仁和寺と御室派のみほとけー天平と真言密教の名宝ー」・・・

 

上野の「東京国立博物館」にお邪魔しました・・・

住所は 台東区上野公園13−9、JR「上野」駅公園口、「鶯谷」駅南口から徒歩10分・・東京メトロ 銀座線・日比谷線「上野」駅、千代田線「根津」駅、京成電鉄「上野」駅から徒歩15分・・台東区循環バス「東西めぐりん」東京国立博物館前バス停から徒歩2分・・・

国の総合的な博物館として日本を中心に広く東洋諸地域に亘る文化財を収集・保管して公衆の観覧に供すると共に、関連する調査研究及び教育普及事業等を行う事により、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図る事を目的とした博物館です・・・

 

 

1月16日(火)〜3月11日(日)、平成館で特別展「仁和寺と御室派のみほとけー天平と真言密教の名宝」が開催されています・・・

 

現在は観音堂の解体修理が行われている仁和寺ですが、今回の特別展では観音堂の33体の安置仏を展示すると共に、堂内の壁画を高精細画像により再現し、観音堂の雰囲気を体感出来るという事で・・・

 

その他にも、普段は決して公開されない本尊や秘仏・・・更に、書に携わっていらっしゃる方々にとっては何とも心が魅かれる、空海ゆかりの国宝「三十帖冊子」の公開と、何とも見所満載の展覧会で・・・

 

東京国立博物館に到着したのがAM9:20・・・正門前には早くも、長い行列が出来ており・・・その後、開館時間と共にチケットの確認が始まり、行列は東博の方の先導に続き、ゆっくりと平成館へと進み・・・

 

正面玄関からエスカレーターを上り、第1会場の入口から中を覗くと、大勢の人が・・・そこで私は、踵を返して第2会場の入口へと向かい、高精細画像により再現された観音堂と仏像を先に拝見させて頂こうと・・・

 

結果的には、これが大正解!・・・まださほど混雑していない状態で、再現された観音堂と仏像を落ち着いて拝見する事が出来て・・・そして何と、このコーナーは撮影も許可されており・・・(ふ、太っ腹・・・w)

 

仁和寺の観音堂の群像・千手観音と従者の二十八部衆に風神・雷神を加えて三十尊とする構成は京都の三十三間堂に倣っているそうですが、千手観音に不動明王と降三世が脇侍となる三尊構成は珍しいとか・・・

 

2月14日から公開されている大阪・葛井寺蔵「千手観音菩薩坐像」(国宝)は、千手観音の中ではごく稀な、千本以上の手がある仏像だそうで、大小の手は合わせて1,041本あるとか・・・(数えるのも大変そう・・・)

 

この仏像は、江戸時代の出開帳以来初めて東京にいらしたそうで・・・やはり仏像は、そのお寺で拝観するのが一番良いのでしょうが、会場でそのお姿を後ろから拝観出来るのも、ある意味貴重な体験で・・・

 

空海等の筆による「三十帖冊子」(国宝)は、書道に携わるものには有り難い・・・


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