千葉県佐倉市の「国立歴史民俗博物館・くらしの植物苑」にお邪魔しました・・・
こちらの植物苑は、私達の生活文化を支えてきた植物を系統的に植栽し、その理解を深める事を目的とし、博物館の南東に位置する旧佐倉城の一郭に開設されました・・・
では・・・くらしの植物苑 特別企画「伝統の朝顔」で咲いていた朝顔のご紹介を・・・
こちらは「青・打込・桔梗・渦葉・短毛・淡藤・切咲・牡丹」という朝顔だそうです・・・
朝顔が日本に伝えられたのは、奈良時代に遣唐使が種を薬として持ち帰ったのが最初だとか・・・種の芽になる部分には下剤の作用がある成分が含まれており、漢名では「牽牛子(けんごし)」と呼ばれ、奈良・平安時代には薬用植物として扱われていたそうで・・・
そんな朝顔も、江戸時代になると品種改良が盛んに行なわれ、観賞用として盛んに栽培されるように・・・そしてその突然変異を起こしやすい性質を利用して、葉や花の形・色の変化や組み合わせ等を楽しむ様々な「変化朝顔」が作られるようになったそうです・・・
朝顔に関する用語は、東京朝顔研究会のこちらに詳しく記されております・・・
今年も暑い中、伝統の朝顔展に携わった方々に感謝の意を表します・・・
(ちなみに、感謝の意は「表す」で、感謝の言葉は「述べる」だそうで・・・)